作品名 毘沙門亀甲
あたかも輝く金色(こんじき)の板を趣の 領。 文様の地間を金糸であらわすところ から、この印象が得られます。彫像など 毘沙門天の甲胃に、厳しい表情の形象に類 似の小札(こざね)が彫りあらわされてい るところから、この名があります。さらに その内部に剣形をおさめ、見るからにとげ とげしい印象を与える。天狗などの超自然 の強烈な霊的存在をこの文様が迫力豊かに あらわす作品である。