作品名 尾張名彩錦
此の作品は、尾張徳川家伝来の能装束中、 特に色彩に優れた数点を選び構成したもの である。
能装束は何れも染色技術上最高級品ではあ るが、とりわけ、家康の子息を藩祖とする 尾張家であれば、その頂点に立つものであ ろう。
御三家であった当家は、東海、北陸守護の
要として、使命を果たし続けただけに、所 蔵品は全て名宝として今日に伝えている。