作品名 備前檜垣段文
備前、池田家は、能装束を数多く伝来させ
ている。 その中にあって、本作品は特に
異彩を放った一点であろう。折線状に処理
された撫子の茎と、点在する花の取り合わ
せは、全く新鮮な表現感覚である。
備州家にあっては代々の当主が能楽を愛し
育んだ様子を、伺える作品である。