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瀬織津園御挨拶

素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
近年では、地球環境の破壊は進行し、地域紛争の止む気配もなく、
また武漢ウイルス(コロナ禍)が大流行し、この様な混迷深まる中で、
改めて価値観を考えたいと思います。
永年(60年)この道に従事して、日本の精神文化は着物であると、
確信しています。
着物は日本人の心に、思いやり、ゆとり、落ち着きを与えてくれます。
着物を装う事によって、周囲の人々の心を和ませてくれます。
着物姿をより楽しく、美しくするために、帯が特に重要となります。
そこで多種多様な帯の中から、瀬織津園オリジナル商品の本当の袋帯の
良さを、永年ご愛用戴いてる皆様に今一度お伝え致します。
商標登録  瀬織津園  本袋帯 ◆伝統と現代感覚調和◆を考え、
お客様の満足を第一に、 『買っておいて良かった』『締めやすい帯』
とのお言葉を頂戴する 事を目指し、丹念に織り上げた帯が、
瀬織津園の本袋帯です。 手作りの良さ、しわになりにくく、張りがあり、
しかも柔らかい締め 心地、歴史の遺産を再現した紋様、黄金糸使用、
素材から全体に柄色を 置く模様に至るまで、こだわりを持って色々の
着物にご使用頂ける様に 創作に努力しております。 本袋帯とは、
昭和初期に表地、裏地を同時に織り上げた織物。 昭和40年頃の、
表地、裏地を別織して、縫い合わせ(かがり)帯と違い 縦糸、横糸に
極上の生糸を何本も練り合わせた糸を使用して、高度な 技術で、
縦糸、横糸にかかる張力を均一にして、職人が織り上げます。
制作には高度の技術を要し、制織者少なくまた高年齢もあって、
現在ご注文(別注)頂いてから、柄により、3カ月以上の時間を
いただいて おります。 社業の発展に努めて参る覚悟でございますので、
今後とも倍旧のご支援を賜わりますようよろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながら、書面にてご挨拶に代えさせていただきます。      

             令和3年4月1日       
               代表  市瀬 智章